12月26日（月）に令和４年度京都教育零点棋牌公開講演会を開催しました。
　今年度の京都教育零点棋牌公開講演会は、テーマを「京都伏見　福助考～福助人形に込められた和の国の思い～」と題して、相澤 雅文教授（総合教育臨床センター）が講師を務めました。
　講演ではまず、伏見人形の歴史について、伏見人形は江戸時代後期に最盛期を迎えた、稲荷山の土で造った最も古い郷土玩具であり、全国で90余種以上ある土人形の祖と言われていること等が説明されました。また、福助人形の歴史とその起源について紹介があり、福助人形には、障害のある子どもを、商売繁盛や福徳招来といった福を呼び寄せる存在とすることで大切に育てる、という和の国の思いが込められているのではないかとの見解を結びの言葉とし、盛会のうちに終了しました。
　地域住民の方を中心に39名の参加があり、受講者アンケートでは「福助について考えることは、今の社会にとってとても大切なことだと思った」「福助人形に込められた思いのお話、とてもおもしろかったです。もっと聞きたいと思った」といった感想が寄せられました。
　来年度も地域貢献の一環として公開講演会を開催する予定ですので、是非御参加ください。

　
▲公開講演会の様子